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養殖サンゴ室のご紹介

(※内容、写真などは随時更新しております。)

 当店は長崎市に移転しました後、2013年2月に当方自宅兼事務所内に小規模ながらサンゴ

の養殖室を設けました。 

 以後、2017年6月現在まで、常にシステムと飼育研究の試行錯誤と改善を行い続けております。

 現在、自社製造の添加剤類と月間数%の海水・淡水の補充のみでサンゴの増殖がほぼ可能

になっており、今後システム、添加剤、生体の研究あわせ、益々の改善と努力を行ってまいりま

す。

養殖水槽の概要など:

サンゴ専用システム (右)2017年6月現在の様子です。

 水量:合計約1700L (複数のシステムを使用)
 ろ過方式:サンゴ砂を用いた通常ウエットろ過システム
 メインポンプ:シッチェマルチ5800および4000、
  他、サンゴの種により、水流用に小型ポンプを数台使用。
 使用海水:天然海水
 海水交換:原則的になく、販売で減少する月に20〜40L分を補充、他差し水のみ 
 添加剤:週1回、リーフパワーソフトトレースVer2.1+を各システムに規定量〜倍程度、
 、ハードドレースVer.3.1を適量使用、スーパーKH+、カルシウムを一時添加、
  (製造ロット試験を兼ねた使用を行っています。)
 照明:R.P.LED、一般LED電球
 水温:24〜28℃ 
  管理方法:冷却はエアコン制御、過熱は水槽用ヒーターを使用
 他:
  ・オゾンを弱めに通気 
  (プロテインスキマーは無し) 
  ・カルシウムリアクターBOX ×6個

 サンゴ水槽水質:硝酸塩:0〜5ppm、リン酸塩0.1-0.2ppm
     カルシウム:約400〜450ppm、
     KH:7〜10dH、マグネシウム:約1500ppm   

          
●2017/7/1 イエローポリプです。本種は一般に飼育・増殖が楽といわれますが、実際に養殖を行ってみると突然の全滅等が意外と頻繁にあり、安定するまで
数年を要しました。状態が向上しますと右の写真のように一つのポリプが幅で約3cm程度まで大きくなり、一般的に入荷してくる状態とはまったく違うものになりました。 
宜しければぜひ、養殖ものと一般品との状態の差異をおためし頂けますと幸いです。

         
●(左)2017/4/18(更新)当店で土台石から自作しておりますマメスナ、イワスナギンチャクによるマメスナジュエルボックスの作成・養生水槽です。
以前はシリコン・サンゴ砂の土台石でしたが、最近ではセメント製に変えております。しばらくお休みをいただいておりましたが、やっと復旧いたしました。
●(右)2017/7/4 こちらも当店で増殖させたディスクから作成しておりますマルチカラーディスクです。 

         
●ディスクコーラル各種です。  

        
●スターポリプ各種です。 ●2015年6月23日更新 セブ産の貴重種です。栄養塩が低い水質のためか、完全にホワイトLED下でも薄いグリーンに見える色になりました。

        
●海藻は各種別水槽で培養していりますが、万一の全滅に備えて各種を混在した保存水槽も別途用意しています。 ●ウミキノコ全体グリーンの増殖水槽です。

       
●ハナヅタブルーの養殖水槽です。(2014年5月撮影)                   ●チヂミトサカ増殖中の水槽です。(画像は2016年8月です。)

        
●2013年6月からSPSの養殖をはじめ、各種ミドリイシ、ウスコモンなど徐々に種類を増やしています。(画像(左)2016年8月、(右)10月です。)   

              
●上記の養殖サンゴシステムで、指標固体として飼育しているフトエダ系ミドリイシの成長記録です。 

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養殖サンゴの開始の経緯と現状 2017/6/17若干修正

 現在、当店では主な生体商品となりました養殖サンゴですが、この起源は2007年頃から生体販売が年々厳しくなる中での苦肉の策でありました。当店のような小規模小

売店は、普通は輸入業者から生体を仕入れて販売します。当店ではトリートメント・餌付けを行ってからできるだけ丁寧に販売をしてまいりました。

 しかし、不況でしかも円高であるにも関わらず輸入価格だけがなぜか高騰するなか、海水魚関連の通販は徐々にそして底なしに厳しい状態となっていきました。

 また生体は品質が第一なのは当然としましても通販の魅力はまず安さである、というのが動かしがたい現実です。何年も試行錯誤しましたが、残念ながらどう工夫しても

、今の日本の景気、当店の力量では、もはや一般の生体通販を成り立たせることは不可能に近いと思いました。

 そんな中で、多めに仕入れたソフトコーラルが売れるよりも店で増殖するほうが早いという現象が2011年頃からおきてしまい、皮肉にもこれが養殖を可能にするきっかけと

なりました。本来、当方程度の規模の水槽で養殖ができるはずは無いと思われましたのですが、現在海藻を含めて30品目以上をそろえておりながら、2017年現在で月間

の販売がやっと100個程度というのが現実です。すなわち、平均で各種10日に1個程度の販売のため、多くの種で繁殖が間に合っている状態です。

 まだまだ長い道のりではありますが、どうぞ宜しくお願い出来ますと幸いです。 

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