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工作と実験の部屋

記述開始:2015年8月3日

分かりにくい追記・訂正部は、ピンク色の文字にしております。)
<※誠に恐れ入りますが、各記事・コラムは断り無く内容を変更することがありますので何卒ご容赦の程、お願い致します。>

ここでは主に水槽やシステムの工作方法で、当店が過去、主に自社のシステムなどに施工してきた工作例方法で、一般の方に役に立ちそうな部分を掲載していきます。^^
水槽システムだけでなく、間接的に関連した工作物ものもあわせて紹介したいと思います。

索引

●水槽を横につなぐ種々の方法2015/8/22一応完成しました。) ●屋根の色と表面温度の関係2015/8/10追記  

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●水槽をパイプ等で横につなぐ種々の方法 

 ※2015/8/22一応加筆・修正し、一旦完成しました。さらに追記予定です。 ※2015年7/14 お知らせ記事から追記して掲載しています。

 書きかけのような変な状態でしばらく放置しており申し訳ありませんでした。

 改めまして、主にアクリル水槽で、水槽の横に穴をあけて水が通うように水槽を連結したい、ということが当店では昔からしばしばありました。

その際には色々な工作の方法があり、普通はそう苦労をしません。ただ、思わぬ条件が必要になる場合もあり、工夫する必要がありました。

 また基本的にこういうことをする場合、たとえば水槽自体やパイプをもう接着剤やシリコンで硬く合体させることもできなくはないのですが、後々のことを考慮して、一応、

とりはずせるような便利な手法で手軽にできる方法をとることにしています。また、水槽は基本的に加工できるアクリル水槽が対象です。※ガラス水槽に行う番外編も最後に

記述します。それでは、一般的なものから、よく当方が以前から行ったものをまず以下の図から、方法@〜B順に紹介します。 

 

 方法@

 ですが、これは2本の水槽を間隔なく、ほぼピッタリくっつけて連結したい場合によく行う方法で、水槽と水槽の間にサイズの合う水道用などのパッキンを1枚だけ挟んで

、塩ビパイプのバルブソケット(タケノコ)と給水ソケットで締め上げます。

 方法A

 これは主に水槽と水槽の間隔が十分に(パイプのサイズにもよりますが30cm程度以上)あいており、かつ人間の手を入れられて作業ができる場合

に用います。必ず、給水ソケットを水槽の外側にして、防水にサイズの合うパッキンを挟みましょう。

 もちろん、こういう給水ソケット・バルブソケットでしめあげて取り付ける方法以外に、水槽に直に直管パイプを接着・塩ビ溶接などしてとりつけて、ホースやアキ

レスジョイント、洗濯用のジャバラホースでつなぐ方法などもあります。

 ※なお@、Aの方法は、水槽の手軽なOF加工にもつかえるものですが、この場合は、バルブソケットと水槽の間にも、パッキンやOリングなどを挟まないと、ほんの僅か

づつですが、水がパイプの内側に落下してきます。あまりそういうことはないと思いますが、水槽に水を入れて循環しないで何日も放置すると水槽の水が濾過槽におちて

きてしまいますので注意が必要です。

 方法B

 これはかなり面白い方法で、私が過去に苦労して編み出した方法、というより苦肉の策でした。(当ページの記述中に最初から書いていた方法でもあります。)

 これは、”2本のアクリル水槽の間が中途半端に(1〜20cmなど)空いており、かつ、水槽を一旦置くと、もうその間に手などを入れることができず、かつスペースの問題

で水槽からなんらかの”出っ張り”も出せない、(出すと水槽の台の足などがひっかかって、入らない)、というような状況で、双方の水槽をパイプでつなぎたい、かつ後々着

脱もできるようにしておきたい、しかも接続にある程度の柔軟性をもたせたい、という無理スジの極地のようなことを解決する接続方法です。

 ただ、工作にはある程度の技術や道具が必要となります。

 加工法は以下に写真とともに記述しておりますが、まず、ウルトラユニオンという継ぎ手を切断して用います。これを2本の水槽のパイプを取り付けたい同じ場所に穴を

あけます。この際、ピッタリの穴をあけて接着、あるいはあとから塩ビ溶接などしてとにかくしっかり固定します。そして、水槽を実際にセットしてから、水槽の内側から、

串刺しするようにパイプを通して、双方のユニオンのネジを締め上げて固定します。実は、双方のパイプは上記の図のようにOリングとの接点だけで固定されており、

ウルトラユニオンの内部には突き通したパイプとの間に少し間隙があるため、固定してしめあげた後でも、パイプが多少、斜めに柔軟に動く余裕があります。

 これが、双方の水槽に若干の場所のずれなどがあっても対応できるので、大変都合がいいです。以下、実際の工作です。

まず、主な材料に、(ウルトラ)ユニオンソケットを用います。

これを、写真のような位置(断面が円形の部分)で丁寧に切断します。

 次に、双方の水槽を固定し、パイプを取り付けたい場所に、ユニオンソケットの切断面とまったく同じ大きさの

穴を慎重にあけます。ソケットをかしめてかたく挟まるほどの精度が欲しいです。道具は、回転キリを用い、先

に別のアクリル板などにためしであけてパイプをはめてみて、刃の直径を慎重に調整してから水槽の穴あけを

すると良いです。綺麗な穴があけれたら、パイプをかしめてはめますが、あまりきつい場合は無理に押し込みし

すぎないようにし、回転キリでもう少しけずるようにしましょう。

 はめ込んだら液状の瞬間接着剤を隙間にながして、しっかり固定します。もし穴が大きすぎた場合は塩ビ溶
接が必要になりますが、この方が大変でしょう。^^; 本当はうまく”かしめて”はめこめた場合でも塩ビ溶接す
るとなおいいですが、そこまでは必要ではないと思います。

念のため、水槽の内外から接着剤を浸透させておきます。だいたい、接着剤が垂れますので、ティッシュです
ばやく拭きましょう。最後に、塩ビ溶接のかわりに、補強と万一の水漏れを考慮してせめてアクリル・プラスチ
ック用シリコン※で内側からコーキングしておきます。※セメダイン8051Nを主に使っています。本品は防ぐカ
ビ剤入りで、水槽には使用不可とありますが、実際にはサンゴ・海水魚には大丈夫です。(淡水魚などは不
明です。)当店でも多用しています。というかカビや藻類も全然生えます^^;

シリコンが硬化したら、試しにパイプを通してセットしてみます。

実は、双方のパイプがゴムのリングで締め上げられているだけなので、意外にも

パイプが多少柔軟に動くことができるため、わずかな地震や、

セットの際の水槽のずれにも少しは対応できるという、大変有難い状態です。

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●屋根の色と表面温度の関係 2015/8/3

 いきなり、水槽・海水魚とあまり直接関係のない記事で恐縮です。これは当店の養殖サンゴ水槽の作業場としているセルフビルドの建物の、屋根の色と、太陽光に蓄熱

による温度上昇についての検証記録です。屋根の色は、できるだけ明るく、白に近い方が太陽光をうけたときの蓄熱による温度上昇が少ない

ことがわかっていますが、それがどれくらいか、また板の裏側にどれくらい伝わるのか、改めて検証してみることにしました。

 こちらでは水温維持≒室温維持のため、天井・屋根の温度は省エネに大きく影響があります。 

 2015年7月末、急な気温上昇からか、養殖サンゴなどを設置している水槽部屋(作業場)の自作のコンパネに塗装しただけの屋根から、豪雨の際に少し雨漏りが起きまし

た。そこで、立ててすでに2年半が経過したこの屋根に、補修とともに、一度徹底的に塗装をすることとしました。 

 作業自体は、もれている板と板の継ぎ目の部分に、変性シリコンを塗り、次に全体を塗装するため、もともと白い塗装をしていた屋根に、ソフトサーフ(下塗り・中塗り剤)

塗装 → 外壁用のベージュの塗装(両方頂き物です。<(_ _)>) で仕上げようとお持ってました。(実際、ここまでの作業も実行しました。)

 (白ペンキの在庫がなかったので。^^;)ベージュなら白より少し濃いくらいなので、まあいいかと思っていましたら、日があたると結構熱く、 せっかくなので

他の色ともくらべ、表面温度の比較実験を行ってみました。

 測定機器:A&D製 放射温度計 AD-5617

 測定対象:12mmのコンパネ製の屋根で、もともとベージュ色に塗った部分、さらにその上にラッカースプレーで白、黒、シルバーに塗装した部分、また 白いプラダン

 (プラスチックダンボールまたはダンプレート)を乗せたものの表面温度、またその屋根板(コンパネ)裏側(屋外、ひさし部分)の温度を測定。(塗装、ダンプレートは前

 日までにセット済み)

 測定日:2015年8月2日 時間:10:15 気温:29-30℃

 測定結果:単位は℃  (右)測定と現場の様子  

  表面 裏側
ベージュ 50.4 37.8
41.6 34.2
シルバー 45.6 37.6
67.0 47.2
ダンプレート白 42.6 35.0
 
・・・・・↓測定箇所はこの辺です

 ●考察・余談

 白が温度が低いのは予想していましたが、ベージュが8℃も高いこと、また黒がすごい温度で手で触り続けられないほどでした。屋根の色がなぜ一般に濃い色をしているか

は、実は薄い色では景観を乱すなどの問題だけで、特にほかに理由はないそうです。一般に室内には種々断熱が効いており、屋根の高さもありますのでそのまま温度が室

内につたわることはないとしても、それでも低いにこしたことはなくまた屋根材自体の温度での劣化も考慮すると、やはり本来はできるだけ明るい色がいいのではと思います。

 今回は、やはり温度を考慮してもっていなかった白ペンキ(油性スーパーコート)を新たに購入し、ベージュの上からさらに塗りました。

 追記2015/8/10 後の作業

 やはり実際の行った補充・塗装作業などもある程度きちんと書いておくべきかと思いまして、追記させていただきます。^^;

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